ブレーキジャダー考察

 

先日のサーキット走行でブレーキジャダーが発生 (((( °Д°;)))) その原因をいろいろと考えてみました。

※ステムナットの緩み等も原因として考えられますが、チェック済なので今回は除外。今回はフロントブレーキに的を絞って考えます。

 

 

症状としては…

  •  低速域でのブレーキング時に振動が出る。
  •  高速域では振動は出ないが、そのままブレーキングを続けて速度が落ちてくると、やはり振動が発生し、停車するまで振動が続く。
  • それなりにペースを上げて、ブレーキに熱が入ってくるまで症状は出ない。 

 

といった感じなんですが、実はコレ 昨年とまったく同じ症状です。

 

 

 

そもそも ブレーキジャダーの原因として考えられるのは…

 

速度域に関係なくブレーキング時に振動が発生し、走行速度が高まるのに比例して ブレーキング時の振動が大きくなる場合は、ディスクローターの歪みが原因可能性が高いと思います。対して、高速域では発生せず低速域から停車するまでのブレーキング時に発生する場合は、キャリパー側の問題が考えられます

 

 

 

では、キャリパーの問題とは… 

ブレーキパッドは ピストンによってローターに押し付けれていますが、パッド表面を分割して見ると必ずしも全ての個所が同じ力で均一に押さているわけではなく(特に4POTや6POTキャリパー等、パッドが細長いモノ)、部分に強く または弱くパッドが押されています。  実際には異径ピストンや複雑な形状リテーナーが用られることで、均一にパッドが押せるよう工夫されてますが、ピストン押圧点やキャリパー・パッドの撓み、パッドの偏摩耗など、様々な要因押圧分布が不均一になりすぎると、ジャダーが発生するようです。そして、その押圧分布のバランスが崩れる原因の一つがキャリパーピストンの摺動不良というワケです。 

そーいえば、この前キャリパーの清掃をした時、左右のキャリパーでそれぞれ動きの悪いピストンがありました。いくらモミ出ししても動きが良くならなかったので途中で諦めたのですが、おそらくそれが原因で、押圧分布が不均一になっているのだと思います。 試しにフロントアップして前輪を手で回転させてみると、勢いをつけて回ても1回転くらいしか回りません。私の記憶では、昨年キャリパーオーバーホールした後は、軽~く回しても3回転~4回転はしたはず。これは引きづりが起きている証拠ですね。したがって、やはりキャリパーピストンの摺動不良が原因の可能性が高いです。
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このままでも乗れなくはないですし、多少引きづり気味でもサーキット走行しなければ問題ないかもしれません。実際、気が付いてないだけでブレーキを引きづり気味で走っている車両もケッコウ多いのかもしれません。ただ、このままでは気持ち良く走れないし、症状を放置して長く乗っているとパッドの偏摩耗が発生し、また新たなジャダーの原因を作ってしまうコトになるので、サクッ とキャリパーオーバーホールやっちゃいます。

 

 

 

とゆーワケで オーバーホール開始。まずはキャリパーの取り外し。これがホントのピストバイク !? ブレーキングは靴底で !?
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さっそく 取り外したキャリパーを割ります。割らなくてもシールの交換は可能です。そもそも、工場出荷時に最も良い位置で固定しているハズなので、わざわざ割る必要も無いのかもしれませんが、シール溝の掃除がやり難いのでね (^_^;) そう考えると、モノブロックキャリパーはメンテし難いだろうなぁ…
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続いてピストンツールでピストンを抜き取って、ピックアップツールでシールを取り外します。
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前回オーバーオールした時は、シール溝に汚れがこびり付いてなかなかキレイにならずかなり苦労しましたが、今回はマメに清掃していたせいか、シール溝は意外と綺麗でした。シール溝の汚れとピストンの摺動不良には因果関係は無いのかも。単純に、時間や熱によるシールの劣化が原因のようです。
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シール溝がきっちり表面処理されたものは、汚れが簡単に落ちますが、この車両に使用されているトキコ製キャリパーはシール溝が表面処理されていないので、汚れが付き易いのかもしれません。

  

 

全バラ状態
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次に新品のオイルシールとダストシールを挿入します。フロント左右1台分で4000円。
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後は、逆の手順で組み立てればオーバーホール完了です。今回マスター側はグリスアップのみです。次回はマスターもオーバーホールかな。
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ついでに、リザーバータンクのダイヤフラムも交換しました。右の新品と比較すると、ちょっと形が崩れてますネ。オイルシールのロールバックに多少は影響あるかも !?
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で、最後にしっかりエア抜きして完了。
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オーバーホール後は、レバーストロークが少し大きくなったように感じます。エア抜きは問題ないハズですので、動きが悪かったピストンがちゃんとようになった分だけストロークが増えたのかもしれませんね。試しにフロントアップして前輪を回転させるてみると、ちゃんと3~4回転は回るようになりました。おそらく これで解消するハズです。これだけやってダメだったら…

 


ブレーキ周り全取っ替えじゃ~!!o(`ω´*)o

 

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