NAG 内圧制御バルブ

 

先日のファイナル変更で、ショートに振りすぎた為にエンジンブレーキが強くなり乗り難くなった愛機 GSX-R1000。そういえば、新型のYZF-R1のクロスプレーン型エンジンはエンジンブレーキが少ないそうな。

どんな乗り味なんやろかぁ?などと、考えていた時に、ふと思い出した。 そーいえば、エンブレを軽減する!? とかいうパーツがあったような… あった、ありました!! (´∀`) 

その名も NAG S.E.D. クランクケース内圧制御バルブ

詳しい説明はメーカーHPを見れば分かると思いますが、簡単に説明すると、クランクケースとエアクリーナーボックスをつなぐブリーザーホース内に特殊なワンウェイバルブを設置してクランクケース内を減圧するものです。
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空気は伸張させるよりも圧縮するほうが抵抗が大きいので、クランクケース内が減圧されていれば、ピストン下降時にクランクケース内の空気とブローバイが圧縮抵抗になる、いわゆるポンピングロス=エンジンブレーキを軽減できるというもの。当然、パワーアップするしエンジンの振動も減るし燃費も向上します。 

ただ、これは単気筒などピストンの上下によりクランクケース内の容積がコロコロ変化するエンジンに限ってのことで、一般的な偶数多気筒の逆位相クランクンジンは、隣り合うピストンが互い違いに上下するため、クランクケース内の容積が、ほとんど変化しないので、もともとポンピングロスが少ないんハズなんです。また、隣り合うピストン下部の空気が移動しやすいように、ベンチレーションホールも設けてあったりします。 

したがって私の愛機も、ポンピングロスは少ないハズだし、内圧制御バルブとやらを取り付けなくても、発生したブローバイによる余剰圧力のみが、もともと一方通行でブリーザーから排出されるのハズなので、あんまり取り付ける意味が無いような気がする… なので、これは必要無いなぁ。

とゆーのが、以前にコノ商品を知ったときの印象でした。しか~し、よく調べてなかったので見落としていたコトがありました。それは、最近のスポーツバイクでは当たり前になってきた、RAM圧過吸システム。 これは、フロントカウルに設置されたエアダクトから、走行風を利用してエアクリーナーボックスへ強制的に空気を押し込んで過吸させパワーを稼ぐシステムです。実はこのシステム、スロットルを開けているときは良いのですが、スロットルオフの状態になると、エアクリーナーボックス内の空気が行き場を失い、ボックス内に滞留します。しかし、フロントダクタからどんどん空気が入ってくるので、ボックス内の圧力が一時的に高くなってしまいます。では、その圧力(空気)はどこへ逃げるのか? そう、ブリーザーホースを経由してクランクケース内へ入り込むんです。 そうすると、クランクケース内圧がドンドン高まり、ポンピングロス=エンジンブレーキが大きくなります。
エンジン003 - コピー

 

そして、この状態からスロットルを開けると、エアクリーナーボックス内の空気燃焼室に送り込まれ、エアクリーナーボックス内の高圧状態が解消されると、クランクケース内の空気とブローバイガスが一気にエアクリーナーボックス側へ流れます。これによってポンピングロスによるエンジンの回転抵抗も解消され、一瞬、スロットル操作以上にエンジンが軽く回ってしまいます。実はこれが多くのライダーを苦しめるドンツキの原因の一つなんです (スロットルオフによってエンジンブレーキが増大しないよう対策が施されている車種もあるようです)。

つまり、RAM圧過吸システムを採用している車種には、エンブレの軽減だけではなく、ドンツキ対策としても内圧制御バルブを使う意味があるわけです。 

で、カンの良い人は気付いたかもしれませんが、内圧制御バルブのおかげで スロットルオフ時にエアクリーナーボックスからクランクケース内へ空気は入り込まないかもしれないケド、エアクリーナーボックス内が高圧のままだったら、クランクケース内のブローバイが出て行かないので、結果的にクランクケース内の圧力が高くなるんじゃないの??

まさにそのとーり!!なので、RAM圧過吸システム採用車に内圧制御バルブを取り付ける場合、もうひとつ、取り付けなくてはいけない部品があります。それが、こちらのエアクリーナーボックスのブローオフバルブ
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これは、スロットルオフによりエアクリーナーボックス内の圧力が高まった時に、圧力を抜くためのシャッターバルブです。このブローオフバルブと、内圧制御バルブの働きにより、RAM圧過給システム採用車もクランクケース内の圧力を常時適正に保てるワケですね。まぁ、ブローバイを大気解放すればブローオフバルブなんていらないんですが、それでは車検通りません(汗) 

それから、前回この商品を知った時に、もう一つ気になった点がありました。 それはオイルの乳化(エマルジョン)により、バルブが固着する可能性があること。 エマルジョンとは、エンジン内の水分とオイルが混ざり合って、粘着質の塊になる現象です。通常、水と油が混ざることはないんですが、オイルに含まれる各種の添加剤により、混ざり合ってしまうことがあるようです。 バルブが固着すると、クランクケース内の空気が出て行かないので、どんどん圧力が高まりシールを痛めてオイル漏れの原因になります。これを防ぐには、定期的な点検・清掃以外に方法はありません。

でも、そんなの無理! 絶対イヤ! 私の好きな言葉は、メンテナンスフリー(´∀`) なので、それほど手間の掛かるパーツを取り付けたくない。ちなみに、固着しないことを謳い文句に発売されている、リードバルブを採用する似たような働きの商品もあるようですが、まだまだ知名度が低く、耐久性に問題あるらしい。あと、これは私の推測ですが、乳化により固着はしなくてもリードバルブの動きは悪くはなるハズです。たぶん…

 

しかし、最近 内圧制御バルブにエマルジョン対策品が発売されたようです!これは、エマルジョンの原因であるエンジン内の水蒸気が内圧制御バルブを通過する際に、結露しやすい箇所に小さな穴をを設け、スロットルのバキュームホース等の負圧を利用して、水分だけを吸いだしてエマルジョンの発生を防止する優れモノです。 ちなみに、その穴は非常に小さいので、負圧によりバルブの動きを妨げることは無いそうです。
DSCF06592
で、これがその商品ですが、従来の商品には、出っ張りは有りません。 ここから負圧ホース等を利用して、水分を吸い出すワケですネ。 

とまぁ、ヒジョーに長い話になりましたが、内圧制御バルブとブローオフバルブがヤフオクで安く手に入ったので、近いうちに取り付けて試してみます。楽しみです( ´艸`)

 

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