先日、雨の夕暮れ時にクルマで出かけた時のお話。自宅を出て5km程走ったところで、突然バッテリーのチャージランプが点灯。
それに合わせて他の警告灯も点灯。アララ !? ひょっとしてベルトが切れた? スグに停車して確認するが、ベルトは大丈夫。ってことは…オルタネーターが壊れたっぽい(汗)まぁ、古い車なのでこんなトラブルは日常茶飯事ですが(汗)
オルタネーター の故障で発電できなくなっても、バッテリーの電力だけで走行することは可能なんですが、バッテリーの力を使い果たした時点でエンジンが停止し、路上で立ち往生!という恐ろしい事態になる可能性も…(゜д゜;)
5kmくらいならなんとかなるか!? ということで、急いでUターン。しかし、このときすでに辺りは真っ暗。出来るだけバッテリーを消耗させたくはないけど、ヘッドライト無しでは走行できそうにありません。あぁぁ~もう少し早い時間だったら良かったのに…
当然エアコンはOFFにしてますが、運悪く雨脚は強まる一方!(TωT )少し走ると窓が曇り始めて視界が悪化。窓にサンバイザーが付いてないので 窓は開くことはできない。開けたとしてもバッテリー切れたら閉めることができない(汗)
そういえば、以前にもエアコンが使用できないトラブルを何度か経験してます。 最初は、エアコンのコンデンサ破損によるガス漏れ。つぎにエアコンのコンプレッサーの故障。そしてECUの故障により、エアコンON時にハンチングしてエンジンが停止してしまうというトラブル。 とまぁ、苦い思い出がたくさんありますが、今となっては笑い話ですね…… って、思い出に浸ってる場合じゃない !!
窓が曇って見え難いうえに、ワイパーも極力動かさずに走行してたので、全然前が見えない(汗) しかも、ワイパーの動き遅っ!だいぶバッテリーに負担が掛かってるみたいです。こうなったら、心眼を開いて走るしかない !? (*_*)
そんな状態で走り続けていると、だんだんとエンジンの回り方が弱々しくなってきました…(滝汗) チョットでもアクセル踏みすぎると、メーター照明が暗くなり、エンジンが止まりそうに…ヤ、ヤバイ~!なんとか自宅まで持ちこたえてくれ !!
今日ばかりは私のセナ足も沈黙そっと腫れものに触れるような、やさしいアクセルワークで ゆ~っくりと走行し、なんとか無事に駐車場まで戻れました。た、耐えた… (´□`。)
後日エンジン始動してみると、セルの回り方が少し弱かったですが、以外にもちゃんとエンジン始動できました。試しにエンジン停止時と始動後でバッテリーの電圧を測り比べてみると、始動後の方がちょっとだけ電圧が低い。 通常はエンジンが動いている時の方が電圧が高くなるハズなので、やはりオルタネーターの故障で発電されてないみたいです。
そして数日後。
リビルドのオルタネーター↓を用意して交換です。
まずはエアクリボックスとインテークパイプを一部取り払います。
次にベルトを緩めて取り外します。ベルトの張り具合の調整箇所はオルタネーターとエアポンプの固定ボルト。まずはオルタネーター横↓の調整箇所から。最初に①を緩めておいてから②を緩める
次にエアポンプ脇の調整箇所。 こちらは赤〇の2か所を緩めます。
上記2か所を緩めるとベルトが外れるので、オルタネータを取り外します。
この後 リビルドのオルタネータに付け替えてパイプ等も元に戻して交換完了 !…と思ったら、ベルトがかからない !? オルタネータとエアポンプのベルト調整箇所を一番緩い位置にしてもベルトがかからない !! なんで??
これはもしや !? 取り付けたリビルドオルタネーターを一旦取り外して、もともと付いていたオルタネーターと見比べると… プーリーのサイズが違うじゃないの!( ̄□ ̄;)
おそらく1cm~2cm程度長いベルトを使わないとムリですね。ということで、プーリーだけ付け替えようと思ったら、またまた問題発生!プ-リー内側のナットを取り付ける部分の厚みも違うじゃないの!( ̄□ ̄;)付け替えて比べてみたら一目了然。
小さいプーリーだと、ネジ山部分が数ミリしか出てないケド、まぁ外れることはないでしょう。とりあえず、プーリーを付け替えて取り付けました。後は、外したパイプ等を元通りにして作業完了!
オルタネーターは回転数が高くなるほど回転抵抗が大きくなるため、エンジンが高回転で回っている時は、オルタネーターがベルトを介してエンジンの回転抵抗になっちゃいますので、発電力に影響しない程度にプーリーを大径化することで、エンジンのパワーロスを減らす効果が期待できます。なので、次回ベルト交換の時に、少し長めのベルトを用意して大きい方のプーリーを試してみます。
現在ではオルタネーターも進化しており、最近の車に使用されるオルタネーターは、内部のコイルに従来の丸型銅線ではなく、角断面銅線のセグメントコンダクターコイルが使用されています。セグメントコンダクターコイルは角断面銅線を使用することで、従来の丸型銅線に比べ、隙間なく高密度に巻くことが可能であり、電気抵抗を少なくしても発電量をしっかり確保できるので エンジンのパワーロスを減らし、燃費の向上にも貢献してます。
ホントは、そのセグメントコンダクターコイルを使用したオルタネーターが欲しかったんですが、とっても高額なので安いリビルド品をチョイスしたら、何かと苦労しちゃいました(´ω`;)
それにしても、今回のトラブルで驚いたのはバッテリーの性能です。バッテリーは、一度でも過放電させてしまうと性能が著しく低下してしまいますので、バッテリーも交換する覚悟でいましたが、ノープロブレムでした。しかも、このバッテリーはもう何年経ったかワカランほど使用しています。 もうそろそろ寿命だと思いますが、このパフォーマンスには驚きですね。 さすがはBOSCH! 以前にバイクで使用していた某メーカーバッテリーとはエライ違いです(^_^;)
とにかく、バッテリーもオルタネーターも何でもそうですが…安モンはダメですね!まぁ それは解っていても、ついついね…(´▽`;)