NAG S.E.D. 内圧制御バルブ&ブローオフバルブを取り付けました。
汎用品ですし、詳しい説明書などはありませんが、取り付け方法は、いたって簡単です。ブリーザーホースをぶった切って挟み込むだけ。
ただし、向きを間違えるとまったく逆効果です。というかエンジン壊します (゜ω゜;)
エマルジョン対策用の負圧ホースは、付属の物がちょっと折れ曲がっていたので、手持ちの4輪用シリコンホースを使用しました。たぶん耐油性じゃないと思うので、とりあえず間に合わせで
コイツは各気筒から出ている負圧センサー用のホースを2気筒分拝借して取り付けました。
負圧センサーに2気筒、エマルジョン対策用に2気筒を振り分けた形ですね。負圧の同調用として、スロットルボディやインシュレータに予備の負圧取りだしニップルが付いてる車種は、そこから負圧をとればOKです。
こちらは、エアクリボックスに取り付けたブローオフバルブ。
穴をあけて、アダプタを使用して挟み込むように取り付けます。(車種によっては無加工で取り付けできるようです) これでセット完了!!
ちなみに今回は、ノーマルの内圧制御バルブよりも、もっとエンジンブレーキが緩和されるという、スポーツタイプをチョイスしました。更に上にはレース用もラインナップされていますが、エンジンブレーキがほとんど効かないらしいので、スポーツタイプを選びました。
ブローオフバルブはストリート用を選択。こちらもレース用のもっと大きいタイプがありますが、サーキットでのスポーツ走行程度なら、ストリート用で対応できるらしいです(超ハイスピードからのフルブレーキングによるスロットルオフ時など、急激なRAM圧の上昇にはレース用じゃないと対応できないみたい)。またレース用のブローオフバルブは、その大きさから、取り付けの自由度が低く、R1000のエアクリーナーボックスには取り付けるスペースが有りませんでした。
それでは、さっそく試乗です!さて、その効果のほどは…
…
…
ビミョ~
ものすごーく ビミョ~
長々と書いたわりには ビミョ~
お値段のわりに ビミョ~!
走りだしてみると、少しエンブレが軽減されているような、されてないような…ただ、時間が経つにつれ、だんだん慣れてしまって違いが判らなくなりました。やはり、クランクケース内のエアフローを考慮してベンチレーションホールが設けられた逆位相クランクエンジンでは、もともとポンピングロスが少ない為、エンブレ軽減の効果は少ないのでしょうか!?ただ、スロットル開けはじめの反応は、これまでよりもマイルドになったのを感じる事ができましたので、ドンツキ対策としては有効みたいです。
ですが、思ってたほどの効果が無かったので、さっそく取り外しました (TωT)こんな事もあろうかと、予め購入しておいた新品のブリーザーホースに付け替え。
そーいえば、タンクを上げての作業だった為、オーバーフローを避けるためにしばらく燃料を少なめにしていたのを思い出しました。朝夕はだいぶ寒くなってきたので、結露によるタンク内のサビを防止するため、ガソリン満タン保管は基本です。
『 あんなもん ヤフオクで売り飛ばしてやる !!』と思いながら、ガソリンスタンドへ向けて走りだしてみると…
なんじゃコリャ!!
なんという強力なエンブレ!! なんてガサツなエンジン音!! Σ(゚д゚;)驚いたことに、慣れてしまって判らなくなっていただけで、ちゃんと効果があったみたいです(汗)少しだけですがエンブレは軽減されてるし、エンジン音も静かで、回転上昇がスムーズになってたみたい。元の状態に戻してみることで、しっかり効果を体感できました(´∀`)このあと、もう一度 取り付けたのは言うまでもありません(笑)
でも、1速高いギアで走ってるくらいのエンブレになればいいなぁと思っていた私にとっては、ちょっと物足りないのも事実です。エンブレ緩和の効果としては、ドリブンスプロケ 1~2丁ほど減らした程度だと思います。
しかし、 これまでと同じギアでコーナーへ進入しても、エンブレが少ない分、コーナー立ち上がりでスロットルを開け始めるまで速度を維持しやすいく、また、エンブレによる失速をパーシャルで補うことにより旋回力が低下する度合も少なくなるので、結果的にコーナーを抜ける速度が上がるハズです。速度が上がれば、スロットルを開け始める時、タイヤに掛かる負担も抑えることができますね。あとは自分が気持よく走れるように、ファイナル調整と上手に組み合わせれば、より扱いやすくできると思います。
ただし、これを取り付けたからといって劇的に走りが変わるワケでは無いし、メーカーのHPでは『 かなりエンブレが軽減されるので注意が必要! 』などと書いてましたが、それはチョット大げさかな…( ̄ω ̄ i)…まぁ、エンジン型式によって効果は違いますので、一概にはいえませんケド。費用対効果は低いですが、鈍感な私でも効果は体感できました(汗)
あとは、ファイナル調整ですね~