昨年末に、FG社のGRIP-ONEという トラクションコントロール機能を持つ商品を購入しましたが、とある理由により、ヨシムラから販売されているトラクションコントロール機能付きのサブコンBAZZAZ(バザーズ)に買い換えました。こちらはクイックシフト(オートシフター)機能も備えてます。
GRIP-ONE は前後のホイールにセンサーを取り付け、前後ホイールの回転差からリアタイヤのスピニングを検出し、必要に応じて点火をカットする仕組みですが、BAZZAZ にはセンサーが有りませんので、2008~2010のZX-10Rに採用された、KIMS※ と同じような仕組みかな …多分(^▽^;) GRIP-ONE と BAZZAZいずれもトラコンの感度と点火カットの度合いを別々に設定可能です。
※ KIMS : カワサキ・イグニッション・マネージメント・システムの略。0.02秒毎にエンジン回転数をモニタリングし、必要に応じて点火時期を遅らせる事により、トラクションコントロール的な役割を果たすシステムです
さてさて、早速BAZZAZの取り付け作業です。とはいっても、タンクを上げて、各気筒のアッパーインジェクター・ロアインジェクター・イグニッションコイルとギアポジションセンサー、スロットルポジションセンサー、クランクセンサーにそれぞれカプラーを割り込ませて、電源とアースを取るだけの簡単作業。
電源の取り出しは、ECU電源を使います。アクセサリー電源だとセルを回す時に一瞬 電源が途切れるので、サブコンには都合が悪いんでしょうね。
私は、ヨシムラから販売されている製品を購入したので、日本語のマニュアルが付属されていましたが、どうやら U.S.A. と カナダ仕様の取説を日本語に訳したモノみたいで、U.K. E.U. オーストラリア 仕様では配線が少し異なるようです。
配線色も違う為、電源の取り出し箇所を間違えたら本体ユニットを壊しかねないですね。取説に書いてある色の線が見つからないので、サービスマニュアルを引っ張り出してきて、それぞれの配線図を見比べるまでワカリマセンでした(汗)
め、目が疲れた…(*_*)
で、イグニッションコイルに配線するついでに、プラグも交換しました。これまではずっとデンソーのイリジウムプラグを使っていましたので、今回は試しにNGKをチョイスしました …本当は、NGKの方がチョットだけ安かったからですが …(´▽`;)
着火性能等の面では中心電極は細い方が有利だと言われていますが、デンソーイリジウムプラグの方が中心電極は細いですね。 デンソーイリジウムプラグの中心電極は 0.4mm だったかな?どちらにせよ、素人に感じ取れる程の性能差は無いと思います。
次にクイックシフトスイッチの取り付けです。純正のステップなら、付属の短いシフトロッドと組み合わて、そのまま取り付け可能ですが、社外製のステップに変更している場合は すんなりいきません(汗)
とりあえず、メス左ネジタイプのロッドエンドを別途購入して、ペダル側のロッドエンドと付け替えて、クイックシフトスイッチを取り付けました。
ペダルに隠れて見えませんが、これよりも前方にスイッチを取り付けるとペダル操作時にブーツに触れるかもしれないので、ちょうどイイ位置かな。
あとは、やたらと多いハーネスを上手くまとめて完了。イグニッションをオンにすると、本体のロゴが光ります !! しかし、こんなところ光っても普段は見えない…( ̄ω ̄ i)
最後にPCとつないで、スロットルとギアの補正を行い、トラコンとクイックシフトの設定を済ませたら、とりあえず走れる状態に。
燃調に関しては、パワコマのように各種マフラーに合わせたマップが公開されているワケではありませんので、自分ではさすがに無理。そのうちプロに依頼しましょうかね。
実走テストはまた今度。