少し前になりますが、GSX-S1000にもドライブレコーダーを取り付けました。
ドライブレコーダーは以前アドレスV125Sに取り付けたものと同じ、LancerTechのDV188という前後同時撮影の2カメラモデルですが、カメラの形状が変わっていました。バージョンアップしているとのことですが、映像から違いを感じとることは出来ませんでした…(´ー`A;)
フロントカメラ取り付け
さて、取り付けに関してですが、フロントカメラはETCアンテナステーを使ってミラーと共留めにしました。
しかし、テスト走行して映像を確認すると、振動で映像がブレていました。前回の失敗を踏まえ、エンジンの振動は確認してから取り付けたのですが、どうやら路面の細かい凹凸(サスペンションからの振動)を拾って、カメラが揺れているようです。
ということで、足回りからの振動の影響を受け難いよう、フロントカメラの取り付け位置をサイドカウルに変更しました。
リアカメラ取り付け
リアはシートバッグの使用を考慮して、リアフェンダーに取り付けます。配線はリアフェンダーを取り外して、フェンダー内部に通します。インナーフェンダーが思ったより強固な造りになっているので、振動は少なそうです。
こんな感じです。リアは純正っぽくスッキリと仕上がりました。フェンダーレス化している車輌は、雨の日にリアタイヤが汚れを巻き上げてカメラのレンズが汚れやすくなる可能性がありますので、取り付け位置を よく考える必要があります。
少し話が逸れますが、近頃のバイクはマスの集中化の為、前後のオーバーハングを小さくする傾向が強くなっています。GSX-S1000のテールカウルは、小さいだけでなく極端に反り上がっていますので、フェンダーレス化すると雨水等の巻き上げが酷いだけでなく、車体全体のデザインが大きく崩れてしまいます。フェンダーレス化がカッコ良いかどうか?は車種によって異なるということですね。また、新しい車種に限ってはナンバープレートの取り付けに関する規制も徐々に厳しくなってきました。ナンバープレートの角度や位置も制限されますので、次第にフェンダーレス化したバイクも少なくなるかもしれませんね。
使ってみた感想
DV188で撮影した映像は、GOPRO等の高性能アクションカム等と比較すると見劣りしますが、有るのと無いのとでは大違い。一度使い始めると、ドライブレコーダーが無いと不安になりますね(´ω`;)
ところで、ドライブレコーダーで撮影した映像は、LED信号機が消灯して映ることがあります。実はLED信号機は目にもとまらぬ速さで点滅しているのです。詳しい説明は省きますが、これは交流電源の周波数(関東は50Hz、関西は60Hz)の影響によるものです。ドライブレコーダーは1秒間に30コマ(フレームレートが30fpsの場合)というスピードで撮影していますが、LED信号が点滅(消灯)するタイミングと重なってしまうと、信号が消えているように映ってしまうことがあります。これを防ぐため、フレームレートを27.5fpsや29fps等に設定して、タイミングが合わないようにしている製品もあります。
現在ではDV188よりも高画質で撮影できる2カメラモデルも多く販売されていますので、イイのが見つかれば買い換えようと思います。車と同様にバイクにもドライブレコーダー装着が当たり前の時代がくるでしょう。